工藤 舞音 さん
中学のときからバスケットボール部に所属。将来はスポーツに関わる仕事に就きたいと考えていたときに、たまたま知り合った鍼灸師から「スポーツ関連の仕事に就くには鍼灸師の資格を取ったほうがいい」とアドバイスをもらう。その後、鍼治療を受けてその効果を感じ鍼灸師になることを決心した。
鍼の技術で
多くの人を元気にするという目標を実現
学校を卒業後はご自宅や施設へ訪問して鍼灸治療を行う“往診”に携わりました。訪問先の患者さんは自分で治療院に来ることが大変な高齢者の方や身体の不自由な方たちで、慢性的な痛みを抱えられていることが多く、そうした方々の痛みや辛い気持ちを少しでも緩和できるのが往診のいいところだなぁと感じていました。また、定期的に通わせてもらうことで治療のたびに信頼関係が増していくのもやりがいを感じられたことの一つです。そこで3年半お世話になったのち、自分の治療の幅を広げ経験を積むために転職しました。
現在の治療院には年代も症状もさまざまな方たちが来院されます。運動器の症状だけではなく、胃腸の調子がすぐれないという理由で来院される方もいます。脈診・腹診で身体の状態を診た上で施術を行い、自宅でもできることをアドバイスするなど、患者様と二人三脚で身体を整えていくことを常に心がけています。元々はスポーツに関わりたいと思ったのをきっかけに鍼灸師を目指しましたが、いまはいろんな方の施術に関わることにやりがいを感じています。今後はもっともっと勉強と経験を積んで自分の治療院をもつというのが目標です。
学生時代は勉強以外にもさまざまな経験をしました。クラスメイトの年齢が幅広かったことで、自然と年上の人たちとの人間関係を学ぶことができたのはとてもよかったと思います。国家試験まであと半年をきったときに、気合をいれるためにクラスメイトと滝行に行ったんです(笑)。あのときから勉強に対する意識が変わり成績もあがりました。こうした経験も北海道鍼灸での出会いがあったからこそ。
また先生方が身近な存在だったこともよかったです。気軽に質問ができたし、授業以外でも実技の練習をみてもらったり、国家試験前にはずいぶん遅くまで勉強を教えてもらいました。恵まれた環境にいたことに感謝しながら、今頑張ることで恩返しができているといいなと思います。
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