竹田 加代江|卒業生を知る|北海道鍼灸専門学校
卒業生を知る
竹田 加代江 さん
開業

竹田 加代江 さん

昼間部第11期生(2014年卒業)
はりきゅうアロマのマーメイドの森 院長

ご主人をなくしたことをきっかけに東洋医学の“未病”の考え方に興味を持ち、鍼灸師を志す。入学後は3人の子育てと学業を両立。卒業後は本校附属臨床センターにて研修。アロマや食養生の知識も活用し、“病気にならない身体づくり”を目標とした鍼灸サロンを2014年に開業している。

ママたちを
元気にしてあげられる場所をつくりたい

“自分と同世代のママたちを元気にしてあげられる、そんな場所をつくりたい“ そんな思いで立ち上げたこの治療院も開業から7年目を迎えました。治療を通して、ご自宅でもできるお灸や食事についてを体質に合わせてアドバイスし、日常生活の過ごし方も含めてサポートするのが私のスタイルです。痛みの治療はもちろんですが、病気にならない、なりにくい身体をつくることが大切です。養生も美容も毎日の生活の積み重ねですから、生活の見直しと鍼灸による体質改善で、本来持っている自然治癒力を底上げする治療を目指しています。
開業まもなくから継続して通っていただいている方も多く、患者さんのプライベートなお話を聞くことも増え、関係性や信頼が深まっているのを実感しています。

あるとき治療させていただいたのは、耳鼻科や脳神経外科を受診しても一向に症状が改善せずに悩んでいためまいの患者さん。問診を通して、極度の冷えとストレスがあることがわかりました。定期的に鍼灸治療に通っていただき、ご自宅でもできるアドバイスをしました。そのうち、めまいが強くなるときは必ず足元が冷えていて、温めるとめまいが軽くなるとご自身でも気づいたそうです。「何をしてもダメとあきらめていたけれど、鍼灸治療で希望がもてました」と言われたときは本当にうれしかったです。患者さんのお話のなかにはたくさんのヒントがあります。改めて、問診と東洋医学的診断の大切さを実感しました。

30代半ばで学校に入学し勉強しようと決めた私にとって北海道鍼灸は、同じ目標を持つ仲間にも出会えたとても恵まれた環境でした。臨床の現場で活躍する先生のお話など全てが新鮮でしたし、サークル活動も満喫しました。3年間はあっという間で、人一倍学生生活を満喫したかもしれません。(笑)また開業前には、学生時代に治療院研修でお世話になった先輩のもとを訪れ、開業についての相談にのっていただいたこともありました。実際の患者さんとの接し方や手順など、さまざまなアドバイスをいただき本当にありがたかったです。

現在は自分の治療技術の向上を目指すことはもちろんですが、鍼灸の魅力や鍼灸師という職業をもっと広めていけるようサロン以外での活動も積極的に行っています。鍼灸は仕事としてはもちろん、自分や身近な人の健康にも役立つ知識です。鍼灸師がよりたくさんの人から必要としてもらえるよう頑張っていきたいです。

リンク:はりきゅうアロマのマーメイドの森

アクセス
MENU
ページトップへ